国立国会図書館デジタルコレクションでわかるご先祖の話

国立国会図書館デジタルコレクション。通称デジコレと言われるサービスですが、国会図書館が過去の公文書や行政関連の出版物などをデジタル化して閲覧できるようにしてくれています。

無料で利用可能ですが、資料は段階的に『ログインなしで閲覧』『送信サービスで閲覧可能』『国立国会図書館内限定』と制限がかかっており、会員登録をすることで送信サービス(Webブラウザ)で閲覧することができるようになります。国立国会図書館内限定のものは図書館まで足を運ぶ必要があるので、まだ私は経験はありません。

このサービスでご先祖について調べた結果、かなりの情報を大量発掘することができました。自慢したいところですが、個人情報を含むのでぼかしますね。残念です(汗)

言い伝えが本当だと明らかに!

私の曽祖父は某藩の武士の血筋であることは以前からわかっていましたが、デジコレで苗字で検索すると省庁の役人や学術関係の資料が出てきました…。これは親戚か?と思い、その人物の名前で新たに検索をかけると、同地域の出身であることもわかったのです。

そこでその地域の歴史について調べてみると、城下にある総本家から分かれ分家としてその地にやってきたことがわかり、親戚を疑っていた人物も同じ家の出身であることがわかりました。

祖母の言っていた「〇〇家はこんな経緯でこの土地にやってきたのよ」という言い伝えがここで一致したのです。

最初に曽祖父の名前で検索をしただけではわからなかった事柄が、同族の可能性が高い別人物について調べることでより時代を遡った形で情報を得ることができるのです。

埋もれていた名家のご先祖を発見!

今までは父方のみが武家だと思っていましたが、母方の戸籍を取り寄せた際に妙なカンが働いて「武士かも」と思ったのです。カンといっても「名前が武士っぽい」というだけです。

母が「うちはノーミンだよ」と言っていたのですっかり見落としていましたが、その戸籍の最古の人物の名前で検索をかけると、幕末期に土地を持っており、同じ帳簿の名前は下の名前のみであるのにも関わらず、最古の人物は苗字を持っていました。これで百姓だとしても名字を許された身分であることがわかります。

もう一つの資料では医者であること、さらに維新後には省庁に勤めていたことが判明し疑惑はさらに深まります。

まずは先ほどと同様にフルネームに拘らず同姓かつ同地域にフォーカスして調べます。この件はかなりラッキーで、出身地域(市)の同姓はほぼ同族で、マイナーではない苗字でありつつ地域ではその家特有の苗字だったのです。

※佐倉藩 河原家の例

地域に少ない苗字であった場合は『(地域名) (苗字)』で検索をかけることで、苗字の由来をまとめた情報が出てくることも多いです。明治〜昭和あたりに民俗学の一環で住民に聞き取りを行った記録なども出てくることがありますし、『姓氏家系大辞典』というほぼ全ての苗字が網羅された書籍もオススメです。

本題に戻ります。

そうして母方のご先祖は藩政時代の末期まで大名に仕えて城下に屋敷を持っていたこと、幕末に財政難に陥り、士分を保持したまま農村に移住したことがわかりました。これがさきほどの土地の帳簿で苗字が記載されていた話の裏付けとなります。

この調査は、個人の事績→家の由緒→一族の系譜と範囲を広げていったことで、明治前後の記録から氏族の特定まで至ることができました。

結論として、
・言い伝えはナシ(推測によると農民)
・実は某藩のある役職を世襲する武家であった
ことがわかりました。

お、おじいちゃん!?

昭和初期以前の世代について深掘りされることが多いと思いますが、ふと「祖父の名前で調べてみるか」と思って調べると、まあまあいろんな人が出てきました。といっても数人ですが、その中で私が生まれる10年ほど前の記録で祖父と同姓同名の会社役員についての情報が出てきたのです。

確かに祖父が「(とある業界)関連の会社役員だった」と語っていたのを覚えていたので、もしやと思い父に確認をとってみると「うん、そこはじいじの会社だ」と。

今までは会ったことのない先祖の情報ばかり調べてみたのですが、祖父の情報すらも発掘することができたのです。

先祖調査をしていると、言い伝えに恵まれているなと思うこともあれば逆のこともしばしばありますが、デジコレにはかなり助けられてきたなと思います。ここには書ききれないくらいの発見もたくさんあったので、ぜひオススメしたいと思います。

日本史

Posted by 青舟